◇年間無料開放の交流センター
公開はかなり人気があるとはいえ、毎日のことではなく、より幅を持たせようと、陸海空ともそれぞれ年間無料開放の交流センターを設置。朝霞基地にある交流センターは3階建て。地下は模擬指揮所。1階のホールと外の芝生の上には大砲やタンク、キャタピラー式裝甲車、無人機などが並ぶ。2階では軍裝や小型兵器?裝備を展示。3階は陸上自衛隊の國際平和維持活動參加の寫真などが展示されている。
一筆に値するのは、1階に設けられた「躍動地帯」と呼ばれる立體映畫館。座席に震動裝置が設置され、専用のメガネをかけて観賞する。映畫「陸上自衛隊の成長の過程」では、実弾訓練の銃砲とともに座席が揺れ動き、実に臨場感がある。流行している躍動技術を利用して製作した國防宣伝フィルムは、恐らく日本では初めてだろう。
◇軍楽で國防意識を喚起
自衛隊が創設されて以來、スポーツや娯楽性のある団體はずっと組織されていないが、軍楽はまさに刀をぶら下げるのと同様、捨てがたいもので、各師団(旅団)以上には軍楽隊が伝統として殘っている。軍楽隊は定期的かつ數多く公益性のある演奏會を開いており、軍楽で市民の國防意識と意欲を喚起するのがその主な目的だ。自衛隊は音楽祭を毎年開き、直近の數回で參加者數は5萬人近くに上った。
このほど自衛隊が行ったアンケート調査で、自衛隊に対する印象は良いと答えた人は、1991年の67.5%から85%まで上昇。日本の國防宣伝がかなりの成果を収めていることを示すものだ。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年8月2日