資料寫真:中國初の空母が14日午前、4日間のテスト航海を終えて、大連造船所の停泊地に戻った。
香港紙?文匯報?はこのほど、中國國防部報道官の?中國は中古の空母を改修し、科學研究と訓練に使用する?という発言と、この中國初の空母が海上でテスト航行を実施したことは海外メディアから大きな注目を集め、特に日米両國では異なる反応があったと伝えている。
また、オーストラリア放送協會(ABC)の伝えるところによると、東アジア?太平洋事務を擔當するカート?M?キャンベル(Kurt M.Campbell)米國務次官補は、オンラインビデオインタビューを受けた際、中國が空母を保有するのは正常なことであり、中米両國は衝突の回避と平和共存を実現する十分な智恵を持っていると述べた。
さらに、日本の共同通信が伝えたところによると、北沢俊美防衛相はこのほど行われた記者會見で、中國軍が初の空母の海上テスト航行を行ったことについて、?地域に大きな影響を與えることは間違いないので、警戒感をもっていきたい」としたうえで、「機動性があり、攻撃性の強いものがどういう理由で必要なのか。透明性はしっかりしてほしい」と述べ、中國に國際社會に対して空母の透明性を高めるよう求めた。
これに対して北京の軍事評論家は、日本の防衛関係のトップである北沢防衛相が隣國の空母改造について考えを述べるのは職務範囲內のことで、過度に非難されるべきではないが、北沢防衛相の発言から?中國脅威論?という言外の意味を汲み取ることもでき、中國の空母改造に対する防衛相の反応としては明らかに失態だと語った。このような失態は一時的な感情ではなく、日本の一部の政治家のもつ根強い偏見や妄執からもたらされたものである。
◇その一、選択的記憶による?失態?
中國の隣國として、中國の対外貿易額がすでに世界一に躍進し、海上ルートと海上の戦略的物資の安全確保は中國の安定した発展に非常に重要であるため、空母保有は発展しつつある防衛の正當な要求であることを日本は知っている。また、中國が?主権、安全と発展?を守り、地域の安全と世界平和に対する大國としての責任を負うには、遅かれ早かれ空母を保有しなければならないことも知っている。さらに、中國が複雑な海上の安全情勢に直面し、今もなお日本など空母を保有している國や空母保有國と軍事的同盟関係にある隣國と中國の間で海洋領土の係爭が存在することも知っている。それなのに、そのような情勢を全く認知していない態度を示している。
日本は、自國が対外貿易によって立國した西太平洋の島國であること、海上ルートの安全確保が自國の発展にとって非常に重要であること、ひそかに自衛隊の軍事力を強化し続けていることだけを意識している。