◇日本の思惑:釣魚島交渉の切り札を増やす
日本が同問題に介入するのは、(1)中東から輸入する原油の輸送ルートの安全確保 (2)中國をけん制、中國に対抗し、釣魚島(日本名?尖閣諸島)問題で中國との交渉の切り札を増やし、國際社會において中國に不利な世論や圧力を作り出す (3)ベトナムやフィリピンなど東南アジア諸國と共に、南中國海領有権問題、航行の安全と自由を確保する協力機構を構築し、中國の南中國海地域における活動を抑制する――といったいくつかの動機がある。
一方、米國は「南中國海の航行の自由を守る」ことを口実にしているが、実際の目的は、南中國海問題を國際化させ、東アジアにおける主導的地域を維持して中國をけん制すると同時に、東南アジア諸國連合(ASEAN)との関係を改善し、アジアに復帰する準備を整えることにある。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2012年1月2日