外交部の劉為民報道官は24日の定例記者會見で、黃巖島(スカボロー礁)に対する中國の領土主権の長期的な行使と維持が南中國海の航行の自由にこれまで影響を與えたことはないし、影響を與えることはあり得ないと述べた。
----フィリピンのデルロサリオ外相は「中國は南中國海問題におけるルールの制定者になることを望んでいる。南中國海の航行の自由と滯りのない貿易を望む関係國がさらに大きな脅威に直面していることを、黃巖島紛爭は物語っている」と述べた。
南中國海の航行の自由に関しては、これまでいかなる問題も生じていない。黃巖島に対する中國の領土主権の長期的な行使と維持が南中國海の航行の自由にこれまで影響を與えたことはないし、影響を與えることはあり得ない。その反対にフィリピン側は軍艦を黃巖島に派遣し、中國漁船への検査を強行し、事態を緊張させた。これは當該海域の安全について、確実に人々の間に深刻な懸念を引き起こすものだ。
「人民網日本語版」2012年4月25日