日本メディアの報道によると、野田佳彥首相は4日、內閣改造を再び行い、參院で問責決議を受けた前田武志國土交通相と田中直紀防衛相を含む5閣僚を交代させることがわかった。今年71歳の森本敏拓殖大大學院教授が、田中直紀氏の後を引き継いで防衛相に內定したという。防衛相に民間人が起用されるのは初めて。
森本敏拓殖大大學院教授
森本氏は自衛官出身で、外務省職員の経験があり、自民黨政権時代、在日米軍再編など安全保障政策のアドバイザー役を務めた。また、09年には防衛相補佐官に就任したが、政権交代により1カ月で退任した。
昨年9月に発足した野田內閣では、防衛相に起用された一川保夫、田中直紀両氏は実に意気に欠け、それどころか頻繁に民主黨と野田首相に「恥をかかせる」非尋常な行動に出た。一川氏は就任してすぐ自らを「素人」だと認め、田中氏は國家答弁で間違いや「ハングアップ」するなど、野黨に何度も名指しで批判されている。
3月末、野黨は朝鮮の「衛星打ち上げ」を機に、田中防衛相に対する問責決議案を參院に提出した。5月30日、田中直紀防衛相は參院で問責決議を受け、シンガポールで開かれるアジア安全保障會議(シャングリラ対話)への出席も見送った。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2012年6月4日