三沙市設立大會が開催

海南省三沙市の設立大會と除幕式が24日午前、西沙（パラセル）諸島の永興島で行われ、三沙市が正式に中國285番目の地級市となった。中國の領土で最南端、陸地面積が最少、管轄総面積が最大、人口が最少の地級市でもある。

除幕式では孫紹騁民政次官が海南省による地級三沙市設立に同意するとの國務院の通達を、広州軍區擔當者が「中國人民解放軍海南省三沙警備區」の設立に同意するとの中央軍事委員會の通達を読み上げた。その後、指導者らが中共三沙市委員會、三沙市人民代表大會常務委員會、三沙市人民政府、三沙警備區の設立を記念する除幕を行った。

羅保銘?海南省黨委員會書記は「黨中央と國務院は時勢をよく推し量り、三沙市の設立を果斷に決定した。海南省の黨委員會と政府は中央の方針、政策、指示を斷固貫徹し、本日三沙市と三沙警備區設立の除幕を行った。西沙諸島、中沙諸島、南沙（スプラトリー）諸島の島、礁、海域に対する行政管理と開発保護という神聖な職責を法にのっとり履行し、三沙市を南中國海の主権維持と資源開発に奉仕する重要な基地として建設すべく努力する」と表明した。

午前11時10分に三沙市の新地名の除幕式が美しい西沙海岸で行われた。その後、三沙市人民検察院、三沙市中級人民法院の除幕が行われた。

「人民網日本語版」2012年7月25日