李明博大統領の獨島(日本名?竹島)上陸に抗議するため帰國していた日本の武藤正敏駐韓國大使が昨日ソウルに帰任した。領土紛爭について國際司法裁判所への提訴を受け入れるよう韓國政府を説得する。日本が次々に圧力を加える中、韓國では激しい怒りが広がっている。
韓國の評論家は、日本は「ダブルスタンダード」だと指摘する。韓國紙「朝鮮日報」は22日付社説で「日本は同じく島嶼紛爭を抱える中國やロシアには『最低限の措置』しか講じないのに、韓國には報復措置を次々に打ち出している。ロシアや中國に対して何でも言いなりの日本が、韓國に対してだけは牙を剝く」と主張した。同様の不満は他にも多く聞かれる。「韓國経済」は「こうした『弱い者をいじめ、強い者にはぺこぺこする』姿勢は『島國の日本に固有の習性』によるものだ」とさえしている。
米國では、アジアの主要同盟國である日韓両國の関係が悪化し続けていることについて「中國は喜んで手を叩いているだろう」と懸念するメディアもある。これはやや了見が狹い。中國と日本の領土衝突はさらに激しいのだ。釣魚島(日本名?尖閣諸島)購入を公言している東京都は22日、釣魚島上陸を再び申請した。上陸予定日は29日だという。野田政権はこれを許可するだろうか?1つ確かなのは、もし東京都が釣魚島に上陸すれば、中日間の衝突の一層の激化は避けがたいということだ。
「人民網日本語版」2012年8月23日