アメリカ太平洋軍の発表した情報によると、米海兵隊は2月4日より日豪の空軍とグアム島で、「コープノース2013」航空兵団合同演習を開始した。北京日報が伝えた。
合同演習で軍事同盟を構築
アメリカ太平洋空軍は、同演習には「人道主義に基づく救助活動、災害救助活動」が含まれると稱しているが、戦闘機の機種、演習科目、スケジュールを見ると、実戦的な軍事演習である可能性が高い。米國が「アジア太平洋回帰」戦略を掲げる中、日豪の同軍事演習參加は、アジア版「小NATO」の兆しとなっている。西側メディアのアナリストは、日米豪との間に「潛在的な戦略的矛盾」を持つアジア諸國には、臺頭中の中國しか含まれないため、三カ國の軍事演習の矛先がどこに向けられているかは言うまでもないと分析している。つまり米國は、地域の盟友を抱き込み軍事同盟を形成しているというわけだ?!弗畅`プノース」のような専門性の高い演習は、軍事同盟を構築するための「練兵場」である。
軍事目的の他に、日米豪の合同演習には政治的な目論見が存在する。米軍は合同演習により同盟國の団結を図り、敵國を威嚇することを好む。「コープノース」軍事演習において、米軍は日豪、さらには韓國などその他の同盟國との軍事関係を強化し、中國などの「潛在的な敵國」をけん制する構えだ。
一部のアナリストは、「米國は韓國を初めてコープノース軍事演習に招いたが、これは日本をインド洋のマラバール軍事演習に招いたことと似通っている。韓國は今後、軍事同盟の仲間入りを果たし、全面的に空戦訓練に參加する可能性が高い」と指摘した。日本はオーストラリアとの軍事協力を強化するため、潛水艦技術を譲渡する見通しだ。報道によると、潛水艦技術は機密事項だが、日本は中國海軍の動向を受け、アジア太平洋地域の友好國との協力を強化する必要性を感じている。日本はこれまで、米國以外の國に潛水艦技術を提供したことはない。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2013年2月7日