「日本は戦爭の準備ができたのか?」――。20日付のロシア紙プラウダ(電子版)がこの目を引く問題を提示した。ヘリコプター搭載型空母「いずも」の進水、水陸両用戦車の調達など日本の急速な海洋勢力拡充により、同地域の軍事力のバランスが崩れつつあるというのだ。日本の共同通信(電子版)は、日本が新型輸送機「オスプレイ」導入を検討していることを明らかにした。しかしそれでもロシア紙は、中日間で大規模な衝突が発生することはないとしている。
ロシア紙プラウダは、日本海上自衛隊は同地域で最も強大な海洋勢力の一つと指摘。裝備の技術レベルについて、「海自はどの方面でも中國海軍に劣らない。中國の強みは強大な潛水艦部隊にある」としている。
ただこの點については報道機関によって見方が異なる。米ウォールストリート?ジャーナルは「海自は太平洋地域で米國の太平洋艦隊、中國海軍に次ぐ第3の海洋勢力」と位置づけている。ただ海自は中國海軍に比べて艦船數と性能、対潛戦の力で勝っている。その対潛戦の力は米國に次ぐものとみられている。それに対し、中國の対潛力は著手し始めたばかり。しかし中國海軍の発展の加速度は日本を上回る。ある報道機関は、中國のある造船所で現在052C型と052D型の大型駆逐艦7隻が建造中で、大型艦船の方面の差はあと數年で縮まると伝えた。
米米ジェームズ?ドン基金の中國情報紙は「中國海軍の各種艦船は対艦作戦を最も重要な任務とし、様々な亜音速、超音速対艦ミサイルを裝備している。特に數多くのステルスミサイル艇は敵の水上艦隊に向けオオカミの群れのような強大な飽和攻撃をしかけるだろう。この點で海自の大型艦船は手も足もでない」と伝えた。
空中勢力の方面では、日本が一度手にした裝備上の優位は中國に抜かれつつある。カナダの軍事専門誌「漢和ディフェンスレビュー」はかつて、人民解放軍は第3世代機の數ですでに日本を抜いたと伝えた。航空自衛隊の主力戦闘機F-15Jは老朽化問題を抱えている。また日本にはない第二炮兵通常攻撃力があり、これで日本に差をつけている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2013年8月22日