そうした中、米國と協力関係にある多くのパートナーは、次第に中國との協力に魅力を感じてきている。少なくとも彼らは米國との協力と中國との協力を同時進行させたいとしている。それもそのはずで、中國との協力は、このまま國際宇宙ステーションの共同開発を進めるよりコストが遙かに安いからだ。これは中國が米國の手からスムーズにバトンを受け取るための環境づくりになっている。
米國はどうすればこうした狀況を阻止できるのか。我々はまず中國と手を組み、それから引き続き米國が國際チームの宇宙探索を指揮できるようにするべきだ。2003年、中國が國際宇宙ステーションプロジェクトへの參與を求めた際、米國はそれを拒否した。その後數年間も、中國は參加を求め続けた。また、ロシアや歐州各國、カナダも中國と協力することを求めた。政治的にも技術的にも、中國がパートナーになることは各國にとってウィンウィンなのだが、米國議會に中國を退けようとする勢力が存在したため、米國の有人飛行事業が衰退の一途をたどることとなった。
時すでに遅し。中國はすで方向性を明確にし、絶えず前進している。そして何よりそれだけの條件を備えている。今中國が米國に協力を求める理由はどこにあろうか。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2013年10月21日