中國政府は23日、東中國海防空識別圏の設(shè)定に関する聲明を厳かに発表した。これは領(lǐng)海領(lǐng)空の管制を強化し、國家の領(lǐng)海領(lǐng)空の安全を維持し、飛行秩序を維持するための合法的措置であり、自衛(wèi)権の実効性ある行使のために必要な措置でもある。（文：孟彥?國防部<國防省>國際伝播局副局長、周勇?同幹事。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載）

防空識別圏の設(shè)定は珍しいことではなく、とっくに國際慣例となっている。1950年代に米國とカナダが他國に先駆けて防空識別圏を設(shè)定すると、20數(shù)カ國?地域が後に続いた。相応の空中早期警戒體制を構(gòu)築した國もある。防空識別圏は通常、海に面した國や地域が海空の防衛(wèi)?安全保障上設(shè)定する特定區(qū)域で、実質(zhì)的には國防の必要に基づき設(shè)定する早期警戒區(qū)域であり、國際空域の正常な航行と通過の自由への影響はなく、他國への脅威にはならない。

識別圏には進入した不明な航空機を早期に見極めて、対処の時間を稼ぐ役割がある。考えてみるといい。もし國は海の上空の脅威と不明な航空機が領(lǐng)空に接近して初めて航空管制を?qū)g施できるのだとしたら、突発的事態(tài)を速やかに見極め、効果的な対応措置を講じることは困難であり、國家の防空?安全保障にとって深刻な脅威となる。

中國の東中國海上空は國際線の密集する重要な區(qū)域だ。中國の東中國海防空識別圏設(shè)定は領(lǐng)空範囲の拡大ではなく、領(lǐng)空主権の勝手な拡大でもなく、いかなる特定の國や目標も念頭に置いておらず、各國の航空機に対して平等に適用される。このような「他國の領(lǐng)空に関係せず」「他國の安全の脅威にならず」「通過の自由に影響しない」防空識別圏に対して、極めて敏感になり、過度に反応している國がある。彼らは自國がとっくに防空識別圏を設(shè)定している事実を無視し、中國の防空識別圏設(shè)定に対してむやみに非難し、公然と煽り立て、「東中國海地域の緊張を招く」と、わざとセンセーショナルな指摘をしている。