米國のケリー國務(wù)長官が14、15両日に訪中する。國交樹立から今年で35周年になる中米関係は活力に満ちて強(qiáng)靱さにも富み、さらなる高度化への新たな契機(jī)を迎えている。35年前に世界は中米関係の継続的改善を必要としていたとすれば、35年後の今日、世界は「トゥキディデスの罠」を乗り越える新型の中米協(xié)力関係を必要としている。（文：阮宗沢?本紙?zhí)丶s論説員、中國國際問題研究所副所長。人民日報海外版コラム「望海樓」掲載）

昨年以來、中米関係は全體として対話発展の基調(diào)を維持し、新たな重要な進(jìn)展も遂げた。まず、新たな位置づけと新たな出発點(diǎn)。習(xí)近平國家主席とオバマ大統(tǒng)領(lǐng)はカリフォルニア?サニーランズで會談し、中米関係の今後の基調(diào)を定めた。習(xí)主席は「非衝突、非対立、相互尊重、協(xié)力?ウィンウィンの新型関係」を共に構(gòu)築することを提言し、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)から前向きな反応を得た。両氏はこれを新たな出発點(diǎn)に、充実した新型の大國間関係を共同で創(chuàng)造することで同意した。

王毅外交部長（外相）は昨年9月の訪米時、これについて「中米の新型の大國間関係の構(gòu)築にとって、非衝突、非対立は必要な前提だ。相互尊重は基本原則だ。協(xié)力?ウィンウィンは必ず通らなければならない道だ」と説明した。ライス米大統(tǒng)領(lǐng)補(bǔ)佐官（國家安全保障擔(dān)當(dāng)）は「中國については、われわれは新型の大國間関係を探る。これは必要不可欠の競爭を御すると同時に、雙方の利益が重なり合う分野で協(xié)力を深化するということだ」と表明した。

次に、経済?貿(mào)易関係の著実な推進(jìn)。中米貿(mào)易額はすでに5000億ドルを超え、相互投資は800億ドルを超えている。中米交流財団の最新の研究報告によると、2022年までに中米両國は互いに最大の貿(mào)易相手國となり、二國間投資の拡大が新たな成長源となる。昨年7月の第5回中米戦略経済対話は「參入前內(nèi)國民待遇」と「ネガティブリスト」を基礎(chǔ)に二國間投資協(xié)定（BIT）交渉を行うことを決定した。高水準(zhǔn)の二國間投資協(xié)定の締結(jié)に努力することは両國にとって共通の利益であり、中米経済?貿(mào)易関係のアップグレード版の構(gòu)築に寄與する。第18期三中全會は今後10年以上の中國のロードマップを描き、改革開放を深化するとの明確なメッセージを発した。中央経済政策會議が「改革の全面的深化」元年の経済のビジョンを描いたことは、中米の経済?貿(mào)易関係の高度化への活力となる。