第3は、現在の中日関係およびその解決方法をどう見るかだ。民間交流は途絶えることなく続いている。ここでも第3位に「正義感から捨て身で人命を救った中國人留學生を日本政府が表彰、在日中國人の誇りに」、第7位に「問題を直視して率直な意思疎通 第9回北京?東京フォーラムが開催」が入り、政府の色彩が比較的濃い「中日平和友好條約締結35周年記念中日関係シンポジウムが北京で開催」も2位に入った。「中日両國民の相手國に対する好感度が調査で過去最低に」(第8位)まで落ち込む中、「中日友好都市交流が40年間で実り豊かな成果 すでに251組締結」(第9位)ともなった。これは民間交流を通じて両國間の摩擦を解消する重要な方法だ。
今回の10大ニュースの選出結果から見て、2014年に入ると安倍政権が「価値観外交」と「自由と繁栄の弧」の構築をさらに推し進め、靖國參拝によって中國の民意に挑戦するため、中日関係好転の可能性は大きくないだろう。だが中日の民衆は交流を継続する。こうした交流が奔流となった後に、ようやく中日の政治関係は窮地を脫することが可能となる。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年12月31日