領(lǐng)土問題は最も外に敵をつくりやすい問題であり、國內(nèi)の問題を転化する1つのやり方でもある。日中両國の政治家と學(xué)者はこれに助勢してはならない。軍事的挑発または戦爭によって領(lǐng)土問題を解決するのは、すでに國際的常識ではなくなっている。日中関係の現(xiàn)狀の下、真の政治家や學(xué)者は「弱腰」との批判に耐え、ナショナリズムの打撃に耐え抜き、テーブルについてより良い問題解決法を探るべきだ。両國のメディアは自國民のナショナリズム的感情を煽ってはならず、「戦爭をしてはいけない」との論調(diào)を堅(jiān)持すべきだ。

環(huán)球時(shí)報(bào)：中日間で現(xiàn)在共に話し合うことのできる重要な問題には何があるか？

仙谷氏：現(xiàn)在の國際問題には、甲と乙の両者だけで交渉し、うまく解決できるものは少ない?，F(xiàn)在の中日間の問題は韓國も加えて、共に解決することができる。例えば鳥インフルエンザ、大気汚染、石油危機(jī)といった問題はいずれも日中韓3カ國が共に協(xié)議して解決する必要がある。私は資本主義市場経済には病を招く要素があると考える。今や中國もグローバル市場の一部であるため、傷を受けることは回避できない。金融資本主義または貪欲な資本主義の病の発生を防ぐため、日中韓は予防の仕組みを共同構(gòu)築しなければならない。経済?金融分野で東アジアはEUに學(xué)び、米國のグローバル金融資本主義の襲撃を共同で防ぎ止めたらどうか。世界経済は米ドルを基軸通貨とするシステムであるため、円と人民元は互いの商品を直接買ったり、直接投資を行うことができない。したがって、もし人民元と円との間の貿(mào)易額をさらに多く増やすことができれば、ドル資本の影響を軽減することができる。もし今後、円と人民元との間で直接両替し、貿(mào)易や投資を行うことができれば、中日は米ドルの影響を回避できる。

現(xiàn)在の國際社會(huì)は多くの問題に直面している。例えば金融問題、健康問題、環(huán)境問題などは、いずれもみながテーブルにつき、協(xié)調(diào)して解決する必要がある。これこそが王道であり正道だ。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2014年2月21日