オバマ大統領が大敗――中間選挙の最終結果を待たずして、世界の輿論はオバマ大統領が今回最大の敗北者になったと判斷した。6年前に期待を集めて就任したオバマ大統領は、今や人気を失っている。オバマ大統領側につけば、その候補者は落選するというのだ。オバマ大統領の任期はまだ2年殘されているが、米國メディアは國內の「権力の移転」に関する議論を始めている。共和黨は3分の2の議席を占められなかったが、両黨の力の均衡は政治の膠著を起こしやすい。しかもこれは、過去數年間の膠著よりも深刻になる。
一部の州がまだ開票作業中だが、共和黨は4日実施された中間選挙で上院の過半數の議席を占めており、下院でも多數派の地位を維持する。ニューヨーク?タイムズは、「共和黨は、オバマ大統領と政策に対する國民の不満と恨みを利用し、議席數を上院で少なくとも7議席以上増やした。共和黨は上院の支配権を奪い返し、議員の議會における権力を強化した」と報じた。
ボイス?オブ?アメリカは、「オバマ大統領は敗れたが、共和黨も圧勝とは言いがたい。多くの國民は、両黨の泥沼化した政治的駆け引きはもう十分だと感じている」と伝えた。火曜日の投票結果は、オバマ大統領の指導力に対する國民投票と見なされている。アメリカン大學の教授は、「オバマ大統領は民主黨の足を引っ張ったが、共和黨は今回の選挙戦で、民主黨のライバルと人気のない大統領を結びつけることで、勝利を手にしたに過ぎない」と指摘した。
中間選挙はすべての大統領にとって大きな試練だ。仏紙ルモンドは、「オバマ大統領の敗北は、ブッシュ親子、クリントン氏、レーガン氏と同じ轍を踏み、殘り2年の任期內に反対派の黨が主導する議會で足を引く大統領になったことを意味する。この6年間で最も低い失業率、力強い経済回復は、オバマ大統領の力にならなかった」と伝えた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2014年11月6日