2016年全國両會(全國人民代表大會、全國政治協商會議)の「部長ルート」が、3日午後に初めて開放された。部長らは「部長ルート」の前で、記者のインタビューに応じた。ここからは「部長ルート」の「部長の聲」に耳を傾けていこう。
?中央紀律検査委員會副書記、監察部部長の黃樹賢氏
汚職撲滅の情勢は依然として深刻だ。2016年は身近な汚職問題の解決への重視を強める。この問題は人々の大きな反響を呼んでおり、監督を拡大し、新たな措置を講じ、重點地區の監督を強化する。
県?郷黨委員會の主體責任、県?郷紀律検査委員會の監督責任を徹底し、深刻な問題、取り組み不足、職務怠慢については厳しく追及していく。
?教育部部長の袁貴仁氏
農村部の教育の取り組みが遅れている。近年になり取り組みを強化したが、まだ大きな格差が存在している。黨中央委員會の計畫に基づき、農村部の教育への重視を強めていく。
同じ居住地內で複數の就學先を選べるようにし、教育資源の格差を縮小する措置の一つとする。教育部はこの措置の普及を提案している。しかし各地の狀況は異なるため、住民の印象を効果の判斷基準とする。
?國務院僑務弁公室主任の裘援平氏
今年は孫中山(孫文)の生誕150周年だ。國務院僑務弁公室はこの記念日を特に重視している。孫中山は一生のほとんどの時間を海外で過ごした。海外の各地で、孫中山の足跡を目にすることができる。國務院僑務弁公室は今年、孫中山と華僑?華人に関するドキュメンタリーを撮影し、華僑?華人が現地で記念活動を催すよう促す。
?交通部部長の楊伝堂氏
配車アプリ登録車両の規範化と管理に関する指導意見、若干の方法がすでにまとめられており、早期発表を目指す。
毎年両會に出席する中央政府の各部?委員會の代表者が、メディアの注目を集める。人民大會堂は「部長ルート」を設置し、部長と直接交流できる場を設けた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2016年3月4日