今年のアジア太平洋経済協力會議(APEC)は今週土曜日、ベトナム中部の都市ダナンで開幕する。最大の見所である活動、第25回APEC非公式首脳會議は、10-11日にかけて開かれる。
アナリストは「相互接続の促進、アジア太平洋の開放の維持、2020年以降のアジア太平洋の協力と発展の新ビジョンが、今回の會議の3つの見所になる」と指摘した。
見所その一 相互接続を全力推進
2013年のAPECバリ島會議で、中國が太平洋両岸のアジア太平洋相互接続構造の構築を提案してから、相互接続の発展はAPEC加盟國の広い共通認識になった。
南開大學APEC研究センターの劉晨陽主任は「近年アジア太平洋の経済協力情勢の変化に伴い、APECの協力分野が拡大を続けた。特に2014年のAPEC北京會議以降、全面的な相互接続がAPEC協力のホットな分野になり、APECと一帯一路(シルクロード経済ベルト、21世紀海上シルクロード)イニシアチブの協力分野の関連性を高めた。両者は多くの分野で相互補完の連動効果を発揮できる」と話した。
今年のAPECについて、中國側は越境EC、サプライチェーン、APEC補助産業、サービス業という4つの面から、地域貿易?投資自由化及び円滑化、相互接続の建設をさらに促進すると表明した。
中國商務部の王受文副部長は3日、今年のAPEC會議では次の経済?貿易の成果が得られる見通しだと述べた。まずは全面的な貿易円滑化を推進し、「APECクロスボーダーEC利便化枠組み」を批準し、「APECサプライチェーン相互接続行動計畫監督枠組み」を策定し、APEC補助産業イニシアチブを打ち出し、サービス業の協力を全面的に推進する。次に北京會議の成果をさらに実行に移し、アジア太平洋自由貿易區の発展促進を継続し、世界バリューチェーンの協力に関する重要かつ段階的な成果の取得を推進し、電子口岸及びグリーンサプライチェーンの協力を掘り下げる。それから多國間貿易體制を支持する積極的なシグナルを発する。