稅関総署衛生検疫司の宋悅謙副司長は6日、國務院共同感染対策メカニズムの記者會見の席上、「幸運を當てにし、稅関の衛生検疫で感染狀況?癥狀を隠蔽し、ごまかして審査を通過しようとする少數の入境者に対して、稅関部門は各種手段を運用し取り締まりを強化し、違法コストを拡大する。違法者は信頼を一度でも失えば、いたる所で規制を受けるようになる」と述べ、次のように紹介した。
圧倒的多數の出入境者が現在、稅関の規定を遵守し、事実に基づき健康狀況を記入している。ところが一部の少數者は幸運を當てにし、健康申請カードを記入する際に感染狀況?癥狀を隠蔽し、ごまかして審査を通過しようとする人がいる。例えば次のようなケースがある。入境前の14日內に感染狀況が深刻な國?地域への渡航歴があるが、入境時に稅関に事実通り報告しない。國內行きの機內で風邪薬を服用したが、入境時に稅関に報告しない。また一部の交通ツールの所有者は、稅関に船員の健康狀況を報告する際に、船員に発熱やせきなどの癥狀がある実際の狀況を隠蔽する。
稅関部門は処罰者を稅関信用失墜旅客「ブラックリスト」に入れる。出入境の際にその荷物のすべてを開封し、人の手により徹底検査する。同行者がいればその荷物についても同時に厳しく検査する。処罰者の輸出入郵便物のすべてを開封し、人の手により徹底的に検査する。処罰者が稅関が信用管理を実施する企業の法定代表者、主要責任者、財務責任者、稅関業務責任者などの管理者であった場合、その違法行為は稅関の企業信用狀況認定の參考材料になる。処罰を受ける交通ツールの所有者もしくは経営者が、稅関が信用管理を実施する企業であった場合、交通ツールの違法行為を稅関の企業信用狀況認定の參考材料にする。
処罰者が公務員、法律?法規により管理権限を與えられる公共事業組織において公務に従事する人員、國有企業の管理人などであった場合、その所屬先もしくは関連主管部門に対して法律?規律に基づき処理するよう報告する。処罰者が稅関監督管理企業(出入境検疫処理部門、輸出食品生産企業、輸出入商品検査?鑑定機関など)の従業員である場合、抜き取り検査の比率を上げ、検疫監督を厳格化するといったより厳しい管理措置を講じる。
また稅関は処罰者の違法行為の公開を強化する。稅関総署公式サイト及び地方信用ウェブサイトで処罰者の関連情報を公表するほか、各種メディアを通じ情報公開し、違法者に逃げ場を失わせる。各地の稅関は地方共同感染対策メカニズムに基づき、処罰者の違法情報を地方信用情報共有プラットフォームに集める。地方の関連部門が法に基づき共同懲罰措置を講じる。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2020年4月7日