フィリピン外務省は3日、中國海警局の船舶による黃巖島海域でのパトロールに抗議する聲明を出した。ロクシン外相もこれについてSNSの個人アカウントで汚い言葉を使った発言をした。ドゥテルテ大統領は3日夜のテレビ番組で、「中國は今も我々の恩人だ。中國との間に対立を抱えるからといって、粗野で無禮にならねばならないわけではない。フィリピンは多くの事で中國からの支援に感謝する必要がある」と述べ、名指しこそしなかったものの、ロクシン外相を批判するコメントを述べた。
ロクシン外相は4日、同件について中國の王毅外交部長(外相)に謝罪の意を表明。また、「私にはずっと、追いつけない夢がある。心と風采において王毅氏の優雅さに倣いたいという夢だ」と述べ、王氏を、「史上最も優雅で聡明な外交官」と稱賛した。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年5月6日