外交部の趙立堅報道官は21日の定例記者會見で、パレスチナとイスラエルの停戦に対する中國側の歓迎の意を表し、関係各方面が直ちに停戦して暴力行為をやめるよう呼びかけました。
10日間余りの衝突により、ガザ地區の人道主義情勢は深刻になり、國際社會の支援が急務となっています。これを受けて、趙報道官は21日の記者會見で、中國が人道主義に基づき、パレスチナ側に100萬米ドルの緊急支援金を提供するほか、パレスチナ側の需要に合わせて出來る限りの物質的援助も行い、ガザの再建にも參加することを明らかにしました。そのほか、中國は國連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に100萬米ドルの支援金と20萬回分の新型コロナウイルスワクチンを提供し、パレスチナ人民に切実な援助を提供していくということです。
趙報道官はまた、パレスチナとイスラエルの衝突という悲劇の繰り返しを防ぐため、國際社會に雙方の和平交渉を促すよう呼びかけました。そのうえで、「中國は國連安保理でパレスチナ問題の全面審議を推し進め、『二か國方案』を再確認したうえで、パレスチナとイスラエルの和平関係者を招いて中國でシンポジウムを開き、雙方の中國での直接交渉をも歓迎している」と明らかにしました。
「中國國際放送局日本語版」2021年5月22日