5月22日は「國際生物多様性の日」だった。今年のテーマは「私たち自身が解決の鍵」で、団結?協(xié)力して生物多様性保全のために知恵と力を出すよう國際社會に呼びかけた。生物多様性は人類の生存と発展の基礎であり、地球生命共同體の血脈であり根幹だ。世界的な種の絶滅の加速、生物多様性の損失、生態(tài)系の悪化が人類の生存と発展にとっての重大なリスクとなる中、人類はさらに大きな決意と力で共に生物多様性を保全し、人と自然生命の共同體を構築するべきである。(人民日報コラム「和音」掲載)
中國は一貫して生物多様性の保全を「エコ文明」建設の重要な構成要素及び質の高い発展推進の重要な足がかりとし、生物多様性の保全を國の各種計畫に段階的に盛り込み、「中國生物多様性保全戦略?行動計畫(2011ー2030年)」を発表?実施し、生物多様性関連法規(guī)10本余りを相次いで打ち出した。すでに中國の各種自然保護地は1萬1800ヶ所に達し、陸域國土面積の18%を占めており、2020年までに17%という「愛知目標」を前倒しで達成した。中國は各種の重要な生態(tài)系保護?回復事業(yè)を著実に実施し、2009年から2019年までに計7039萬ヘクタールの造林を行って、同時期において森林資源の増加が世界最大の國となった。たゆまぬ努力によって中國は陸域生態(tài)系タイプの90%と重點野生動物種の85%を効果的に保護した。「美しい中國」の建設は日増しに全中國國民の自覚的行動となってきている。これは萬物調和の美しい世界を共に建設するためのたゆまぬ努力でもある。
中國は世界の生物多様性保全の重要な參加者、貢獻者、先導者であり、國際交流?協(xié)力に深く関與している。昨年9月、習近平國家主席は國連生物多様性サミットで重要演説を行い、人類の文明に責任を持つ観點から、萬物調和の美しいふるさとを共に建設するために4つの提言を行い、自然を尊重し、自然に順応し、自然を保護するという深い理念を明らかにしただけでなく、人と自然の調和ある共生の実現(xiàn)に向けて中國の案と知恵を示した。中國は加盟している生態(tài)環(huán)境関連の國際條約を真摯に履行し、「一帯一路」(the Belt and Road)グリーン発展國際アライアンスの立ち上げを提唱し、相次いで100ヶ國余りと環(huán)境保護交流?協(xié)力を行い、生物多様性協(xié)力事業(yè)を多數実施してきた。國際社會は中國の努力と貢獻を肯定的に評価している。國連環(huán)境計畫(UNEP)のインガー?アンダーセン事務局長は、世界の生物多様性保全のアジェンダに活力を與えたとして、中國の指導力を評価する。
生物多様性條約の第15回締約國會議が今年10月、中國?昆明で開催される。テーマは「生態(tài)文明:地球生命共同體を共に構築」だ。會議は「ポスト2020生物多様性枠組」を審議?採択して、世界の生物多様性保全の方向性を示す見通しだ。ホスト國として、中國は各國と生物多様性の保全と対策の経験を共有し、生物多様性保全の壯大なビジョンを描く。
世界の生物多様性保全は「任重くして道遠し」だ。各國は運命を共にしており、苦難を共に切り抜け、生物多様性保全のために國際的な力を結集し続けて初めて、萬物調和の美しいふるさとを共に築き、享受することができる。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年5月26日