中國共産黨と世界政黨指導者サミットが6日夜、ビデオ會議形式で行われ、習近平中國共産黨中央委員會総書記?國家主席が會議に出席し、基調演説を行いました。今回の會議は中國共産黨創立100周年に際して重要な多國間外交活動として行われたもので、會議のテーマは「人民の幸福を図る:政黨の責任」です。會議には160以上の國から政黨と政治組織の指導者500人余りと、1萬人を超える政黨の代表らが出席しました。
習総書記は基調演説の中で、いずれの國の政黨も方向性をリードする責任を擔い、人民の聲に耳を傾け、時代の流れに順応し、人類運命共同體の構築に向かって前進すべきだとの考えを示しました。
習総書記はまた、「各國の歴史、文化、制度、発展レベルはそれぞれ異なるが、それぞれの人民は平和、発展、公平、正義、民主、自由という全人類共通の価値を追求している」と示し、各國の政黨に向けて、人類共通の価値を守り、発揚するよう呼びかけました。
習総書記はさらに、「発展は世界各國がもつ権利であり、少數の國だけがもつ特許ではない。政黨は、各國が発展と協力を強化し、各國人民が発展の成果を享受できるよう取り組み、世界の発展の公平性、有効性、協同性を高めて、いかなる技術封鎖や科學技術の格差、発展のデカップリングにも共同で反対しなければならない」と強調しました。
世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルス感染癥に関して習総書記は、「感染癥を政治利用したり、ウイルスをレッテルとして利用することに反対し、人類の『公衆衛生健康共同體』の構築を共に推進したい。また、テロなど人類共通の敵を前に、政黨は協力して安全保障を目指すべきであり、気候変動がもたらす試練に関しては、人間と自然の調和と共存の道に共に取り組むべきだ」と述べました。(RYU、謙)
「中國國際放送局 日本語版」より 2021年7月7日