駐リトアニア大使の召還という中國の決定について、外交部(外務省)報道官は10日、以下の談話を発表した。
リトアニア政府は先ごろ、中國が再三申入れを行い、利害を説いたにもかかわらず、臺灣當局が「臺灣」の名で「代表処」を設置することを認めると発表した。これは、中國?リトアニア両國の外交関係樹立に関するコミュニケの精神に公然と背き、中國の主権及び領土的一體性を深刻に損なうものだ。 中國政府はこれに斷固たる反対を表明し、駐リトアニア中國大使の召還を決定するとともに、リトアニア政府に駐中國大使の召還を要求した。
中國はリトアニアに厳しく告げる。世界に中國は一つしかなく、中華人民共和國政府が全中國を代表する唯一の合法政府である。「一つの中國」原則は、広く認められた國際関係準則であり、國際社會における普遍的コンセンサスであり、中國と諸外國との二國間関係発展における政治的な基礎でもある。祖國統一を実現する中國の政府と人民の決意を揺るがすことはできず、國家の主権及び領土的一體性の維持というレッドラインへの抵觸は許さない。我々はリトアニアに対して、直ちに誤った決定を正し、的確な措置を講じ、悪影響を取り除くよう促す。誤った道を突き進んではならない。臺灣當局に対しても厳しく告げる。「臺灣獨立」は破滅への道であり、國際的な分離獨立活動の企ては絶対にその目的を達することはできない。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年8月11日