習近平國家主席は7日、イタリアのドラギ首相、タジキスタンのラフモン大統領とそれぞれ電話會談を行った。新華社が伝えた。
習主席はドラギ首相との會談で、「雙方は『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設協力が先導する形で、各分野で協力の深化と著実化を推進するべきだ。雙方は來年の『中國?イタリア文化観光年』行事を共に成功させるべきだ。特に北京冬季五輪と2026年のミラノ冬季五輪の成功を斷固として支持し合い、これを契機に冬季スポーツや産業における両國の協力を強化する必要がある。中國と歐州の関係の健全で安定した発展のために、イタリアが積極的な役割を果たすことを希望する」と表明した。
ドラギ首相は、「イタリアと中國の関係は良好に発展している。イタリアは中國との包括的な戦略的パートナーシップを非常に重視しており、各分野で二國間協力を強化し、『イタリア?中國文化観光年』を共に成功させることを希望している」と表明した。
習主席はラフモン大統領との會談で、「雙方は引き続き質の高い『一帯一路』共同建設を主軸に、経済?貿易、コネクティビティ、デジタル経済の分野で協力を推進する必要がある。中國は、中國企業にタジキスタンでの投資?事業展開を奨勵しており、タジキスタン産のエコで良質な農産物の輸入拡大を望んでいる。雙方は國境通関地共同対策メカニズムの作用を十分に発揮させ、両國間の貨物輸送の効率的かつ円滑な流れを確保する必要がある。中國は引き続きタジキスタンの新型コロナ対策をサポートし、醫療?醫學分野で両國の協力を深めていきたい」と表明した。
ラフモン大統領は、「タジキスタンは長期にわたる中國からの無私の支援、特に新型コロナウイルスワクチンを迅速に提供し、新型コロナとの闘いを力強く支えてくれたことに感謝している。中國と共に努力して、経済?貿易、安全保障、人的?文化的分野などの面で協力を深め続け、両國の包括的な戦略的パートナーシップに新たな意味合いを加えていきたい」と表明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年9月8日