空爆で死亡したアフマディー氏の家族たち
アフガニスタンのエマル?アフマディー氏はこのほど、中央広播電視総臺(CMG/ チャイナ?メディア?グループ)アジア?アフリカセンター記者のインタビューに対し、10數日前に家族が巻き込まれた米軍による空爆の狀況を振り返り、「一瞬にして、家族10人を失った。米國と理非曲直をわきまえる」と話しました。
アフマディー氏の妻と生き殘った家族は悲慘な事件を経験したため、體調を崩して現在は入院中です。自宅が破壊され、住むことができない上、修築の費用も払えません。アフマディー氏は失業中で、以前金銭的な支援をしてくれていた兄も空爆で亡くしました。
事件の翌日、米國はアフガニスタンからの軍隊撤退を急ピッチで終えました。今のところ、米國からの賠償や見舞はありません。
20年前、9.11米同時多発テロが起き、2996人が死亡、経済損失は2000億ドルに達しました。米國は直ちにアフガニスタンで身を隠していたアルカイダとリーダーのビンラディン氏、および彼らをかばうタリバンを対象に軍事報復を始め、20年続くいわゆるテロ取り締まり戦爭が始まりました。
ここ20年、アフガニスタンの一般市民3萬人以上が米軍に殺害されたり、あるいは米軍による戦爭で命を失い、6萬人が負傷、1100萬人が住む家を失ったということです。
アフガニスタンの反戦人士アラディ?バフラム氏はCMG記者のインタビューに対し、「軍事干渉はテロリズム撲滅の徹底を実現できない。テロ取締りは民衆が傷つくことを代価にしてはいけない。民衆をテロ襲撃から守る必要がある。米國によるアフガニスタンの軍事干渉は大勢の民衆を犠牲にしたため、人権に背くものだ」と述べました。
「中國國際放送局日本語版」2021年9月12日