習近平國家主席は21日、第76回國連総會の一般討論演説に北京でテレビ會議の形式で出席し、「信念を固め、共に困難を克服し、より素晴らしい世界を共に築く」と題する重要演説を行った。新華社が伝えた。
習主席は、「今年は中國共産黨創立100周年であり、國連における中華人民共和國の合法的議席回復50周年でもある。中國はこの歴史的な出來事を盛大に記念する。我々は引き続き、中國と國連の協力を新たな段階へと積極的に推し進め、國連の崇高な事業に新たな、より大きな貢獻を果たしていく」と表明。
「現在もなお新型コロナウイルスのパンデミックが世界中で猛威を振るっており、人類社會は新型コロナによって大きく変化した。世界は新たな激動と変革の時代に入っている。責任ある政治家一人一人が信念と勇気と責任感をもって時代の課題に答え、歴史的な選択をしなければならない」と強調し、以下の點を指摘した。
(1)我々はパンデミックに打ち勝ち、人類の未來と運命に関わるこの重大な闘いに勝たなければならない。人類は常に試練に打ち勝ち続ける中で、より大きな発展と進歩を遂げてきた。我々は人民至上と生命至上を堅持し、科學精神を発揚し、科學的姿勢を堅持し、科學的法則に従い、新型コロナ対策と経済?社會発展を統合的に計畫し、國際的な共同対策を強化しなければならない。
(2)我々は経済を回復させ、より力強く、環境に優しく、健全なグローバル開発を後押しし、グローバル開発を均衡ある、協調的で包摂的な新たな段階へと後押ししなければならない。グローバル開発イニシアティブとして、①開発優先を堅持する、②人々を中心として堅持する、③全ての人々への恩恵を堅持する、④イノベーション主導を堅持する、⑤人と自然との調和ある共生を堅持する、⑥行動指向を堅持することを提言する。
(3)我々は団結を強化し、相互尊重と協力?ウィンウィンの國際関係理念を実行しなければならない。平和的に発展する世界は、さまざまな形態の文明を受け入れ、現代化へ向かう多様な道を同時に受け入れなければならない。民主主義は特定の國だけのものではなく、各國の人々の権利である。外部からの軍事介入や、いわゆる民主主義への改造は計り知れない災いをもたらす。
(4)我々はグローバル?ガバナンスを十全化し、真の多國間主義を実行しなければならない。世界にシステムは1つしかなく、それは國連中心の國際システムだ。秩序は1つしかなく、それは國際法に基づく國際秩序だ。ルールは1つしかなく、それは國連憲章の趣旨と原則に基づく國際関係の基本準則だ。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年9月22日