「今後50年間の國際関係において最も重要なことは、中國と米國が正しい付き合い方を探し當てなければならないということだ」。16日午前に開かれた世界が注目する中米首脳オンライン會談での中國の習近平國家主席のこの論斷は、國際社會に強い関心を抱かせ、熟考させた。この重要な時に、両首脳が再び中米関係のためにかじを取ったことを國際社會は歓迎するだろう。
現在、中米関係が岐路に立つ中で、両國の指導者がオンラインで會談し、最高レベルの首脳外交をもって両國関係発展の方向性を把握したことは間違いなく、誤解?誤判斷の回避と意思疎通?協力の促進に資するだろう。
バイデン米大統領は會談で、米中関係を「壊してはならない」とし、中國の體制を変えることを求めない、同盟関係の強化を通じて中國に反対することを求めない、中國と衝突する意図はない、「臺灣獨立」を支持しないという米國の立場を改めて表明した。中國側は、米國は行動をもって中國人民や國際社會の信頼を勝ち取らなければならないとの考えを表明した。
習主席は、中米両國を航海中の2隻の巨大な船になぞらえて、荒波に向かってともに前進し、「針路をそれることもなく、失速することもなく、衝突もしない」ことに期待を寄せた。中國側は、米國が両首脳による會談での精神を実際の行動をもってしっかりと履行し、中國側との意思疎通と協力を強化し、それぞれが國內の事をきちんと処理するだけでなく、果たすべき國際的責任を引き受けることを望んでいる。これは中米両國と世界各國の國民に共通する願いだ。(CRI論説員)
「中國國際放送局 日本語版」より 2021年11月17日