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szmolu.com |16. 08. 2023 |
南中國海で挑発する米軍艦、ハワイの山火事は見て見ぬふり
米ハワイ州マウイ島の一部地域で深刻な山火事が発生してから1週間後も、死者の數が増え続けている。現地時間15日晝現在の死者は99人で、1000人以上の行方不明者が出ている。米メディアによると、これは米國の過去1世紀で死者數が最も多い火災となった。被災地の慘狀は米國民に大きなショックを與えている。早期警戒の不発、災害救助の不徹底、ハワイ駐留の現役米軍の不作為といった人災の疑いにより、人々が日増しに怒りを募らせている。
これほど多くの死傷者はどの國であっても重大災害であるが、世界で最も先進的な國で発生するとより衝撃的だ。米國は山火事や竜巻などの自然災害が多発する國であるが、これらの災害を前にした時の米國の鈍さは不可解だ。米國は常に「世界のリーダー」を自稱し、世界各地の安全の脅威にスムーズに反応できると稱している。米國は800カ所を超える海外軍事基地を持ち、その空母はあちこちで武力を誇示している。ところが米國國內の災害もしくは公共安全事件への反応は鈍く、対応に力を入れない。
ハワイは米國本土ではないが、米國の最も重要な軍事拠點の一つだ。真珠灣は米國が極力アピールするインド太平洋軍司令部の所在地だ。同司令部は世界の5割以上の地表面積を「管轄」していると稱しながら、所在地の災害については無関心だ。現地人は、初期の災害救助活動の多くが住民が自発的に行ったもので、州兵、連邦緊急事態管理庁、州政府、地方政府の姿がほとんど見られなかったことに憤りを覚えている。ある米國のネットユーザーは、「彼らの軍艦は南中國海で中國を挑発でき、アラスカで中國を尾行できるが、ハワイで米國人を救助できない」と皮肉った。これは米國の意思決定が何を重視し、何を重視しないかを最もはっきり説明している。
米國の國內の災害に対する鈍さと無視は、対外的に「競爭」を仕掛ける時の資源動員の熱意と対照的だ。米國の國家安全面の取り組みの重點は、軍事力及び軍事関連の科學技術分野にある。國內のインフラ整備や防災?災害救助などの民生の福祉と國民の安全に関わる分野の取り組みは極度に不足している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2023年8月16日