szmolu.com |14. 11. 2023 |
競爭は時代の流れにあらず、中米関係を正しい軌道に戻すには
中米関係の発展は結局、2大國の相手國への認識によって決まる。協力の面により認識を主導すれば、二國間関係は良い方向に発展できる。競爭の面により認識を主導し、さらには競爭によりすべての関係を定義すれば対抗が強まり、「新冷戦」の深淵に陥るリスクが生まれる。
米國はこの一定期間に渡り中米関係改善への意欲を強めたが、同時に対中けん制?抑圧の行動は減っていない。矛盾したメッセージは、中米の協力によるメリットに期待するがゼロサムの対抗という考えにとらわれる複雑な心理を反映している。これは中米関係が何度も紆余曲折を経ている重要な原因でもある。米國が現在、中國との関係を整理する上で重要になるのは、中國に対する正しい認識を打ち立て、ゼロサムの思考を捨て、協力の面を蓄積し拡大し、中米関係の安定と改善に持続的に取り組むことだ。
中米の経済の相互補完性は競爭の性質を大きく上回り、中米経済?貿易協力の本質は互恵とウィンウィンだ。昨年の中米貿易額は過去最大の7600億ドル弱にのぼった。これほど大規模であれば、一部の食い違いや摩擦が存在するのは正常だ。平等な協議によりウィンウィンのプランを求めることこそが、正しい解決の道だ。中米の共通の利益は現在、減っているのではなくより増えている。衝突と対抗を避け平和的に共存することは、両國の最も基本的な共通の利益だ。両國の経済は深く融合し、新たな発展の任務に直面しているが、雙方の発展から利益を得る必要がある。これも共通の利益だ。世界のコロナ後の回復、気候変動への対応、地域のホットな問題の解消には中米の協調と協力が不可欠だ。これも共通の利益だ。米國の著名経済専門家、コロンビア大學経済學教授のジェフリー?サックス氏は、「米中の協力は世界的な挑戦への対応の努力を力強く促す。世界平和の維持、世界の貧困削減、持続可能な発展の実現などに資する」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2023年11月14日