2006年1月1日、世界食糧計(jì)畫(huà)（WFP）は計(jì)畫(huà)通り中國(guó)への食糧援助を打ち切った。中國(guó)は「自らを養(yǎng)う」奇跡を達(dá)成したばかりか、今後、重要な対外の食糧援助?寄付國(guó)となり始めている。中國(guó)経済の急成長(zhǎng)および総合國(guó)力の絶えず向上していることから見(jiàn)ても、國(guó)連が逐次中國(guó)への食糧援助を停止するのは必然的なことであり、これが現(xiàn)実となった際、自らこの奇跡の達(dá)成に寄與した中國(guó)の人々は誇りとし、うれしく思う価値があると言えよう。
1994年、アメリカの學(xué)者のレスター?ブラウン氏は論文を発表し、「21世紀(jì)において誰(shuí)が中國(guó)人を養(yǎng)うのか」という重みのある話題を初めて持ちかけた。さまざまなデータをまとめた上で、ブラウン氏は次のような結(jié)論を引き出した。つまり、「1990年から2030年にかけて、人口の増加、収入の向上のため、中國(guó)の穀物総需要量は4.79-6.41億トンとなる。一方、中國(guó)の自國(guó)の穀物総生産量は逆に減少し、わずか2.72億トンとなれば、中國(guó)は2.07-3.69億トンの穀物の不足に直面することになる。これは、その時(shí)の世界穀物輸出総量の1-2倍にも相當(dāng)する。中國(guó)は自給自足ができず、さらに世界食糧市場(chǎng)の輸出分を買(mǎi)い切り、世界的範(fàn)囲での食糧不足および世界の政治と生態(tài)の危機(jī)をもたらすかもしれない」ということであった。
これはただわざと大げさなことを言って人を騒がせるつもりであったかもしれないが、その時(shí)の中國(guó)の食糧生産能力、工業(yè)化と都市化のプロセスとともに、耕地をたえず占有する趨勢(shì)から見(jiàn)れば、この予言は警鐘を打ち鳴らすものとして大きな意味をもつと見(jiàn)られた。
しかし、過(guò)去10余年間に、中國(guó)人はますます増大する購(gòu)買(mǎi)力を持って世界食糧市場(chǎng)を巻き込むことがなかったばかりか、食糧の総生産量と一人當(dāng)たりの食糧生産量のいずれもが大幅に増えた。1996年に中國(guó)の食糧総産量は5億トンの大臺(tái)を突破し、その後は5億トンのレベルを維持している。2004年の一人當(dāng)たりの食糧産量は1979年の0.34トンから0.36トンとなった。これと同じ時(shí)期に、全國(guó)の貧困人口は2億人から2900萬(wàn)人に減り、國(guó)連のトップが語(yǔ)った「いかに高く評(píng)価しても過(guò)ぎることはない」という貧困撲滅の奇跡を達(dá)成した。
奇跡は何のよりどころもなく手にしたものではない。中國(guó)は徐々に食糧の自給自足および貧困撲滅の奇跡を達(dá)成したプロセスを振り返れば、生産関係の分野において推し進(jìn)められた制度面での革新、生産技術(shù)分野における技術(shù)革新は最も根本的なエネルギーと見(jiàn)られる。「改革?開(kāi)放」政策実施の初期において、全國(guó)の農(nóng)村部でくりひろげられた「農(nóng)家を単位として農(nóng)地を請(qǐng)け負(fù)い、農(nóng)業(yè)生産に従事する」という農(nóng)業(yè)政策は農(nóng)民の生産意欲を大いに引き出すことになり、労働生産性を大幅に引き上げた。袁隆平氏に代表される農(nóng)業(yè)技術(shù)の専門(mén)家たちは世界クラスの技術(shù)成果を収め、土地の平均生産量を大幅に引き上げた。これまでのすべての奇跡は、この二つの革新によって推し進(jìn)められ、ついに達(dá)成したものでもある。
偶然ではないが、國(guó)連は中國(guó)への食糧援助を打ち切るとともに、中國(guó)全人代は農(nóng)業(yè)稅撤廃の條例を可決し、2000年らい「農(nóng)民が上納してきた年貢」が撤廃された。この畫(huà)期的な意義を持つ措置は、社會(huì)的弱者である農(nóng)民たちの利益に対する社會(huì)全體の尊重を示すものであるばかりか、ある意味で中國(guó)の「ポスト農(nóng)業(yè)時(shí)代」と「工業(yè)が逆に農(nóng)業(yè)を養(yǎng)う」時(shí)代が到來(lái)したを告げるものであった。國(guó)連による中國(guó)の食糧自給能力に対する認(rèn)知は、いま一つの側(cè)面からこの判斷を立証することになった。
農(nóng)業(yè)稅の撤廃と農(nóng)業(yè)生産技術(shù)の向上に基づき、農(nóng)民に対する土地の吸引力はさらに強(qiáng)くなることであろう。また。工業(yè)化と都市化の足取りの加速とともに、より多くの農(nóng)民が土地を離れ、第二次および第三次産業(yè)の労働者となっている。この二つの流れのトータルな役割としては、現(xiàn)在の農(nóng)村部における土地所有制の下で耕地の移動(dòng)と集約的使用を推し進(jìn)め、農(nóng)業(yè)の生産関係の再度の革新をもたらす可能性が大きい。さまざまな規(guī)模の集約化や機(jī)械化の生産方式は必ず普及、強(qiáng)化されることであろう。近年、さまざまな場(chǎng)において、「穀物生産の先進(jìn)家庭」や「穀物生産の達(dá)人」に対するさまざまなレベルの表彰は、制度革新に対する中國(guó)政府の誘導(dǎo)と奨勵(lì)を示すものである。
中國(guó)で耕地が年一年減少することはすでに変えることのできない趨勢(shì)となっているが、できる限り耕地の利用率を引き上げるための措置も必然な趨勢(shì)ともなろう?！钢袊?guó)人が自らを養(yǎng)う」奇跡をさらに長(zhǎng)続させる念願(yuàn)の実現(xiàn)は、農(nóng)業(yè)の生産関係と生産方式のいま一度の革新にその望みがかけられていると言えよう。
「チャイナネット」 2006年1月6日
