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中韓陸海の連攜輸送で、山東省に6つの開港場

9月7日午前、翁孟勇中國交通運輸部副部長と金煕國韓國國土海洋部次官はそれぞれ自國政府を代表し、中國の山東省威海市で『中華人民共和國政府と大韓民國政府の陸海一貫輸送の自動車貨物輸送協定』およびその第一段階の『議定書』に調印し、これは中韓両國の物流協力が新たな段階に入ったことを示すものである。

山東省は中國側の唯一のモデルケースの省として、早くとも今年年末に威海市で合意プロジェクトをスタートさせる。

「陸海一貫輸送の自動車貨物輸送」は、両國の貨物輸送車両が船舶に積み込まれ、雙方の取り決めた開港場、區域あるいは輸送コースに従って行う輸送行為である。その最も主要な特徴は、貨物輸送過程での積み卸しの回數が減り、物流の時間が短縮し、コストが節約されることであり、「クリーン物流」と稱されている。

高洪濤交通運輸庁副庁長は、濰坊市の野菜輸出を例にして比較を行いながら説明した。これまでは、野菜は濰坊市で車に積み込まれ、威海港に著いてから車から卸され、それからまたコンテナに入れられたり船積みしたりし、韓國の港灣に到著した後、さらに船から卸され、車に積み込まれ、最後にスーパーマーケットに運ばれるということであった。その過程において多くの車と船の積み卸しの環があった。「陸海一貫輸送の自動車貨物輸送」になってからは、物流の過程は「中國が車に積み込み、韓國が車から卸す」ことになり、野菜は濰坊市で車に積み込まれてから、威海港に著いても車から卸されなくなり、野菜と車がいっしょに船に積み込まれ、韓國の港に到著した後も、もとの車がもとの野菜を載せて、船から陸揚げしてから直接スーパーマーケットに屆けることになった。前後二つのやり方を比較して、「陸海一貫輸送の自動車貨物輸送」の積み下ろしの回數、汚染物の排出はいずれも大幅に減少した。

高洪濤副庁長は、山東省では毎日約300臺の車に積み込まれた鮮魚が韓國に輸送され、新しい物流様式を採用してからは、これまでのコンテナ輸送より8~14時間も短縮され、車1臺あたりのコストを50~80ドル節約することができる。

「陸海一貫輸送の自動車貨物輸送」は、2006年の中日韓三國の交通主管閣僚級會議で確定された重點協力プロジェクトである。今後、この物流様式は中日両國の間でも実現されることが可能と見られている。

「中國網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月21日