韓國紙「朝鮮日報」は23日、「中國人観光客は常連客の日本人とは好みの違う新しい客」という記事を掲載した。韓國を訪れる日本人観光客は256萬人、外國人観光客の39%を占める。一方の中國人観光客は113萬人で17%。専門家は特殊戦略でもっと多くの中國人観光客を呼び込むことができると呼びかける。環球時報が伝えた。
日本人の観光コースは、明洞(ミョンドン)でショッピング、松亭洞(ソンジョンドン)でエステ、韓國式建築の參観などすべてソウルで済ませることができ、日本人女性をターゲットにしぼっている。また日本人観光客の約69.5%が韓國料理を好み、お土産のトップにも韓國食品がくる。
一方、中國人観光客は韓國で平均6.8泊滯在する間、1413ドル消費する。問題は、中國人観光客が見たいものと韓國が提供するものに差があることだ。韓國観光発展局の08年の調査によると、自然の風景を楽しみたい中國人観光客は約44.9%、ショッピングがしたい観光客は42.4%だったが、07年に比べて風景を見たい人の數が10ポイント減った。
韓國の旅行社は、「中國人は泰山や萬里の長城、故宮のような壯大な景観を見慣れているため、雪岳山(ソラックサン)を見てもどこにでもあるような山ではないかと不満をもらす」と述べた。このため中國人観光客のニーズにあわせて他に観光コースを開発する必要があるということだ。
中國人観光客にとっては食も大きな問題となる。韓國料理には油が少ないため、中國人にはなかなか馴染めないことがその理由だ。(編集KA)
?人民網日本語版?2009年11月24日