遼寧省瀋陽(yáng)市文物考古研究所は2月23日、同研究所の考古スタッフが康平県で遼代の契丹族の大型集落遺跡を発見(jiàn)したと明かした。遼王朝は紀(jì)元10世紀(jì)初頭に契丹族が中國(guó)北部に設(shè)立。210年で9人が帝王に就き、當(dāng)時(shí)の中原を統(tǒng)治していた宋朝と対峙し、澶淵の盟を結(jié)び、のちに金朝に滅ぼされた。

　考古學(xué)者によると、2017年4月に始まった張家窯林場(chǎng)長(zhǎng)白山區(qū)域遼墓群の調(diào)査?発掘作業(yè)はほぼ完了し、遼代の墓群2カ所を発掘し、9基の墓、1つの大型住居遺跡を整理した。うち、規(guī)模が大きく等級(jí)が高く保存狀態(tài)が良好な1基の契丹貴族の墓群かられんが造りの複數(shù)の部屋のある墓を発見(jiàn)。外棺、棺材、墓門(mén)両側(cè)と主室の壁からは壁畫(huà)の跡が見(jiàn)つかった。大型住居遺跡は石造りで手前に8室、奧に1室あり、面積は約210平方メートル。室內(nèi)にはオンドルと暖爐、地面には灰陶や白磁の破片などがあった。

　考古スタッフが墓群で発見(jiàn)した陶磁器、金銀、琥珀、ガラスなどは約400點(diǎn)、うち宋遼磁器、精巧な作りの遼代金銀器、玉石瑪瑙裝飾品など數(shù)十點(diǎn)の貴重な文物も見(jiàn)つかった。銀線、銀金メッキのお面など契丹貴族の高級(jí)埋葬品が同時(shí)に出土することは非常に珍しい。

「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版（チャイナネット）」　2018年2月24日