第20回トリノ冬季五輪での熱戦が続いている時に、サマランチ?元IOC會長、現(xiàn)IOC名譽會長はトリノ五輪の競技場に姿を現(xiàn)した。このほど、サマランチ氏は北京の五輪招致をふりかえり、中國の人々への深い思いを表明した。
中國は困難を乗り越えて努力する戦いを経て、IOCのファミリーにカムバックしたが、まさに當(dāng)時IOC會長であったサマランチ氏のお力添えのもとで中國オリンピック委員會は再度オリンピックファミリーの一員となったのである。サマランチ氏はIOCにおける中國の合法的な地位を回復(fù)させたことをちゃんと覚えており、生涯において最も誇るべき成果と見なしている。1984年のロサンゼルス五輪はIOCにおける合法的な地位を回復(fù)した後に中國が參加した最初の夏季五輪大會であった。サマランチ?xí)Lは中國の最初の金メダリスト―射撃選手の許海峰さんに金メダルを授與した。
「2001年にモスクワで開催されたIOC総會は二つの重要かつ正しい議題を可決した。まずはロゲ氏をIOCの新會長に選んだこと。事実に立証しているように、ロゲ氏はすばらしい會長である。いま一つの決議は、北京を2008年五輪大會の主催地としたことである。1984年に初めて五輪大會に參加して以來、中國はオリンピックのさまざまなイベントに參加してきた。2000年五輪主催の招致の際に、わずかの差でシドニーに譲ることになったが、心を込めてさらに準(zhǔn)備に力を入れ、五輪招致をあくまで堅持しつづけた中國はついに招致に成功した」とサマランチ氏はふり返った。
また、サマランチ氏は「2008年五輪招致の成功は中國が日とともに強大になりつつあることと関連がある。中國の人たちは多大な困難に直面したが、自らの努力を通じて生活レベルの向上を達(dá)成した。中國は世界で最強の國の一つとなった」と語った。
2008年北京五輪の展望について、サマランチ氏は「私はもうIOC會長ではないが、北京五輪が大きな成功を収めることを確信している。中國のながい歴史、伝統(tǒng)的な文化および中國の民衆(zhòng)は私たちにとって不思議な存在である」と語った。なぜ中國にそれほど深い思い入れがあるのかと尋ねられると、サマランチ氏は「今日の中國は目覚しく発展する開発途上國である。古代の中國は最も悠久な歴史をもつ國の一つである。発展の過程で中國はさまざまな困難を乗り越え、中國の人々の努力を通じてかなりの改善を達(dá)成し、世界で最も重要な國の一つともなった。中國の人々は友好的である。この偉大な中國について、最も印象深いのは、中國の人々の友情と忠実さである」と語った。
「チャイナネット」 2006年2月20日