干ばつ地帯にある新疆ウイグル自治區。長年努力を重ねてきたことで、現在、農地のスプリンクラーによる散水や點滴灌漑など高効率の節水技術の普及面積は56萬ヘクタール、年間節水量は14億5000萬立方メートルと、技術のレベルと普及で全國トップの座を占める。
自治區発展?改革委員會によると、ユーラシア大陸の腹部に位置する新疆では、年平均降水量はわずか150ミリ。20世紀後期から世界の先進的な節水技術を絶えず導入して吸収し、スプリンクラー技術の適応性や、點滴灌漑設備の國産化などの難題を解決してきた。「新疆生産建設兵団」の技術者はフィルムを利用した點滴灌漑技術を自主開発。これにより、大規模農地での普及が可能になった。
01年以來、中央政府と自治區は、農地の節水灌漑やアルカリ土壌の改良などの農地水利基本整備、品質優良綿の生産基地での節水、タリム河流域の総合整備など大規模灌漑地帯での節水、高水準の節水灌漑農地の整備、節水灌漑面積の全國範囲での拡大などに総額59億7000萬元を投入してきた。
現在、新疆では灌漑用水量は減少傾向にある。すでに節水灌漑面積は20萬ヘクタール、高効率面積は56萬ヘクタール。第11次5カ年計畫期間(2006~10年)には新たに高効率面積47萬ヘクタールを目指す。新疆の高効率農業節水技術は國內20余省、11カ國が導入している。
「チャイナネット」2007/01/08?