中國共産黨中央対外宣伝弁公室の活動についての評価で、米ブルームバーグ通信社のベテランジャーナリストで、中國駐在外國記者協(xié)會取締役會の秘書でもある鄭天任氏(音訳)は「8點」をつけた。
実際は、中國共産黨中央対外宣伝弁公室と中國國務(wù)院新聞弁公室は同じ機構(gòu)である。黨の機構(gòu)の編制で中國共産黨中央組織部、中國共産黨対外連絡(luò)部と同じように中國共産黨中央に直屬する、「正部級」(中國の「部」は日本の「省」に當(dāng)たる)の機構(gòu)であり、下にはニュース局、國際交流局、映畫?テレビ?出版局、インターネット局などの機構(gòu)が設(shè)置されている。
外國に向けて中國を紹介する重要な形である國務(wù)院新聞弁公室が主催する記者會見は、內(nèi)容の重要さ、発信者の権威の強さ(常に部レベルの役員。日本の大臣に當(dāng)たる)、ニュースと情報量の多さを生かして、內(nèi)外のメディアをひきつけている。そのブランドとしての効果は、社會とメディアに認められ、中國共産黨と國のトップ層にも重視されている。數(shù)年間、中國共産黨中央対外宣伝弁公室との接觸がある鄭天任さんは「記者會見、外國記者の質(zhì)問への回答で良いイメージを殘した。情報の透明度、メディアにサービスを提供する意識の面で、いっそう國際化にあわせることになっていくだろう。これはいい趨勢であると思う」と語った。
ある意味で、2003年にSARSという突発的な出來事により明らかになった政府情報の透明度の問題により、中國はニュース?情報の公布制度を構(gòu)築し始めた。
2004年年末までの時點に、國務(wù)院新聞弁公室、國務(wù)院の各部?委員會、省レベルの政府という三つのレベルのニュース?情報の公布制度と報道官制度が初歩的に樹立された。國務(wù)院新聞弁公室は初めて國務(wù)院の各機構(gòu)の報道官のリストと連絡(luò)先を、公衆(zhòng)とメディアに公開した。2004年から2006年にかけて、國務(wù)院新聞弁公室は年間55回の記者會見を催し、國務(wù)院の各部?委員會および省レベルの政府が催した記者會見の回數(shù)は年間1000回を上回った。
國務(wù)院新聞弁公室による促進のもとで、中國のニュース?情報の公布制度の建設(shè)にはこの數(shù)年間で數(shù)多くの改善が見られた。例えば、教育部、衛(wèi)生部、公安部、國家発展改革委員會など10余の國務(wù)院の機構(gòu)が決められた時間と場所で、自主的にニュース?情報の発表をおこない、國務(wù)院が制定した突発事件に対応する様々なマニュアルの中で、ニュースと情報の公布は重要な內(nèi)容となった。
海外メディアから特に注目されているのは、中國共産黨中央紀律委員會と中國共産黨組織部など中國共産黨中央の黨務(wù)部門は國務(wù)院新聞弁公室のニュース公布ホールで記者會見を催し、報道官制度を樹立したとともに、もともと神秘的なものと見られていた中國共産黨の黨務(wù)活動も公開性を持つものへと向かっている。
「チャイナネット」 2007年10月12日