昨年後半から日本とインドの関係が急接近し、「熱愛」と報(bào)じるメディアまである。さらに、先週末から「2+2」対話まで始まった。この1週間、インドの外相と國防相が相次ぎ日本に訪問し、経済?軍事問題について戦略対話を行った。この2カ月以內(nèi)に野田佳彥首相がインドを訪問する予定だ。日本とインドは急接近しているが、その真の理由と意図は何か?
軍事評(píng)論家の尹卓氏は、これについて3つの理由を提示する。
まず、雙方はいずれも米國のアジア復(fù)帰、東アジア復(fù)帰に呼応している。日印は自ら中國に対抗する力はなく、それが中國の発展を抑える最も有効な策と考えているからだ。実際に中國が彼らを抑止することはなく、彼らがただそう判斷し、そう宣伝しているだけだが、彼らにとっては、米國勢力を引き入れるのが最善の方策なのだろう。とくに米國の同盟國である日本は、米國に策応する必要がある。
第二に、雙方の接近は確からに中國に対抗する狙いがある。日本と中國には東中國海の境界線、釣魚島の領(lǐng)有権のほか、資源開発などの問題があり、中國とインドの國境でも領(lǐng)土の境界線をめぐる問題および衝突がある。日印雙方は手を組んで中國に対抗する狙いだ。米國の參入に関わらず、単獨(dú)で中國に対抗するより手を組んだほうが効果がある。
第三に、彼らはいずれも政治大國になる政治的要求がある。大國になるには影響力を拡大する必要がある。インドは太平洋、日本はインド洋にまで影響力を拡大したいと考えている。一つの地域の國家にとどまるのではなく、世界の大國になり、安保理常任理事國になり、世界的な影響力を持ちたいのだ。共通の政治的追求と目標(biāo)があるため、日印は協(xié)力することができる。
?中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)? 2011年11月2日