ある海外メディアがこのほど、中國銀行業監督管理委員會(銀監會)培訓センターの羅平主任が米國で世界リスク管理専門家協會(GARP)の第10回リスク管理年次総會に出席した際、スピーチの中で、現狀のように危険な世界にあって、米國債への投資は引き続き中國にとっての重要な選択肢だと述べたと報道した。「國際金融報」が伝えた。
同報道によると、羅主任は、純金やその他の國?地域が発行する債券などの投資ツールよりも、米國國債が選択肢の一つになる。だが米國政府が経済危機の救済プロセスで大量の米國債を発行すれば、米國債を保有する投資家は損失を被ることになると述べた。
2008年12月末現在、中國の外貨準備殘高は1兆9500億ドルだった。昨年9月に中國は日本を抜いて世界最大の米國債保有國となり、中國の外貨準備の伸びが鈍化するのに伴い、中國が現時點で米國債や米ドル資産の購入を控えるようになるのではないかという予測が出回った。
実際には世界最大の米國債保有國として、中國が今後引き続き購入を続けるか、どれくらい購入するかということは、中國自身のニーズや外國為替の安全性、価格保証の要請などにもとづいて決定されることになる。
海外メディアに発表された中國の引き続いての米國債購入に関する報道に対し、銀監會新聞処は12日、この報道は銀監會の立場を代表するものではないとのコメントを発表した。
「人民網日本語版」2009年2月13日 |