金融危機の暗雲が世界に立ち込める中、江西省都の南昌市は今年年初、壯大な目標を発表した。同市の都市部での固定資産投資額を年間40%以上の速度で増加させ、3千億元の投資規模を2011年までに実現しようというのだ。
南昌市が発表した今後3年の最新目標によると、同市は、2011年までに同市のGDPを2500億元とし、財政収入を350億元とする計畫だ。南昌市は今年に入ってから、規模が大きく牽引(けんいん)力が強く技術の応用度の高い重點プロジェクト180個を選び出した。プロジェクトの総投資額は3千億元以上に達する。特に牽引力の強い「経済大発展プロジェクト」は76個あり、2470億元が投じられる。これらのプロジェクトによる牽引によって、一定規模以上の工業企業(國有企業または年売上高500萬元以上の非國有企業)の主管業務による売上総額は2011年までに3千億元にまで引き上げられる目標だ。これら180個のプロジェクトは現在、順序良く進められている。
南昌市の擔當者によると、同市は、対外開放を引き続き拡大すると同時に、プロジェクトの企業誘致の強化に力を入れている。南昌市が地域金融センターの構築を打ち出した後、スタンダード?チャータード銀行と香港大新銀行の外資銀行2行が南昌での業務をスタートしている。同擔當者によると、南昌市は今後、経済構造の改善や産業競爭力のグレードアップから著手し、自動車?自動車部品、太陽電池、発光ダイオードの3分野を年収1000億元以上の産業チェーンとして形成する。電子情報、新型素材、機械設備製造、醫薬食品の4つは収入500億元の産業クラスターとして発展させる。年間収入50億元を超える大企業も支援していく予定だ。
「人民網日本語版」2009年5月21日