第2回中國國際アニメ漫畫クリエイティブ産業フェアが23日、安徽省蕪湖市で開幕した。初日は國內外のアニメ関連の企業や団體500社余りが詰めかけ、総額92億元の契約を結んだ。業界関係者によると、中國のアニメ産業には注目が集まっており、すでに1千億元の巨大市場に膨らんでいるものの、産業チェーンの整備や人材育成がその発展に伴っていない。國際金融報が伝えた。
▽発展の新傾向
中國社會科學院が発表したばかりの「2009年中國文化産業の発展報告」によると、アニメ産業は97%のペースで急発展し、中國経済の新たな成長ポイントとなっている。同時にアニメクリエイティブ産業の新傾向として、原作の増加、獨立性の増強、集約化といった3つの傾向が今回のアニメフェアでも見られた。
第一に、原作が大幅な増加。特に中國の要素を取り入れた原作アニメ作品がアニメフェアの出展や取引の大部分を占めた。契約が結ばれた90項目以上のうち、大部分は原作アニメへの投資事業だった。
第二に、一部の中國アニメ企業は國の支援政策から獨り立ちし、自身に見合った市場化の道を模索し始めた。國內のアニメ制作會社の擔當者によると、産業発展の現狀をみると、成熟したアニメ制作機関はモデルチェンジが必要な時を迎えている。國からの支援政策を離れて市場メカニズムの中でいかに自らを大きく発展させていくかを考える必要に迫られている。
第三に、アニメクリエイティブ企業の合併が顕著になり、アニメクリエイティブ産業の大規模化と集約化への道が開かれた。
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