インフレの再発はない
9カ月続いたマイナス成長の後、消費者物価指數(shù)(CPI)は2009年11月、前年同期比でプラス成長に転じた。しかしこれはインフレが現(xiàn)実となったことを意味しているわけではない。各要素を総合すると、來年の中國のCPIと生産者物価指數(shù)(PPI)は通年でそれぞれ2.5%と4%の上昇となり、物価の上昇圧力は抑制できる見通し。
通貨貸付の急増はインフレ予想を引き起こしたが、ここ數(shù)年の経験を見ると、その影響はCPIやPPIには現(xiàn)れず、株価や不動産価格などの資産価格の上昇に現(xiàn)れる。しかし注意すべきなのは、テールレイジング要素や貸付の流動性供給により、來年のインフレ率は「逆V字型」の動きを見せ、來年中ごろは著しいインフレ圧力となる可能性があることだ。もしその際に食品価格または國際原油価格が突発的に上昇すれば、CPIの伸び率は1カ月で4~5%に達する。経済がまだ新たな回復段階に入っていないときにこのような複雑な狀況となれば、マクロ調(diào)整の困難さを増すことにもなりかねない。
「チャイナネット」 2009年12月24日
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