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拡大する世界経済と中國経済の「溫度差」(2)

タグ: 世界経済 中國経済 

発信時間: 2010-04-12 10:47:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中國が先進國より率先して危機から回復し、その優位は今後も続き、さらには拡大する見通し。一方で、市場では先進國に対する楽観的見方も徐々に増えている。例えば、米國で回復の兆しが現れ、ギリシャで債務危機が治まってきているなどである。それと同時に、國內外では不動産バブルや地方債務問題など、中國経済の今後のリスクを警告する聲が多く上がっている。「空売り王」という異名を持つジム?チェイノス氏は、中國の不動産バブルは前代未聞のもので、バブル崩壊は避けられないと話す。また西北大學のビクター?シー準教授によると、昨年末の地方政府の未払債務は11兆元を超えたという。

筆者は、先進國が中國の加熱する速度に追いつけず、結果的に國內外経済の溫度差が拡大する可能性が高いと見ている。中國経済のバブルについては、時間が経てば中國の成長速度は落ち、不動産の発展も停滯するだろう。しかし重要なのは、まだその時期を迎えておらず、どういった手段をとるか討論するのはまだ早すぎるのではないかということだ。

中國経済には特殊性がある。多くの人は今の中國と20年前の日本がよく似ていると言うが、この2つの國の最も異なる點に目が向けられていない。中國の成長の潛在力はまだ使い果たされていないが、當時の日本経済はすでに衰え始めていた。中國は學んだり真似をしたりして優位に立っているが、當時の日本はすでに高い生産効率を誇っていた。中國には都市化の遅れや地域差が大きいなど、體制面で多くの構造的問題がある。これらは、発展の見込みや原動力があることをより示している。また、中國の多くの問題は公式データに覆い隠され、消費者物価指數(CPI)や経済成長率、不動産価格の上昇、政府債務は本當の數字ではないとの指摘も多い。しかし不透明な數字の背後にいつも良くない情報があるというわけではない。政策面では驚くべき効率さや柔軟性が何度も示され、その上各界から実行可能性のある考えが幅広く受け入れられている。

「中國網日本語版(チャイナネット)」 2010年4月12日

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