北京五輪や上海萬博などでハイビジョン映像技術で観客に強いインパクトを與えたパナソニック社は、27日に北京で開幕した「第13回北京國際科學技術産業博覧會("北京科博會")」で最先端の3D技術を展示した。
400平米あまりの展示ブースには150人収容できる3Dシアター、3D対応プラズマテレビと一體型二眼式3Dカメラレコーダー(3Dホームシアター&3D End to End)、プラズマテレビ「VIERA(ビエラ)」の最新機などが展示されていた。
「映像との距離がぐっと近くなり、臨場感があって感動した。自分の家でも見られたらいいですね」。3Dメガネをはずしたばかりの來場者の感想だった。
昨年末の3D映畫「アバター」の大ヒットをきっかけに人気上映を背景に、今年は「3D元年」と期待されている。これを背景に、パナソニック社は日本や北米市場ですでに販売開始した3Dプラズマテレビを今夏、中國市場にも投入する見込みです。サムソンやLGなどすでに中國市場に食い込んだ先発陣に対して、「出す以上は最良の畫質で勝負したい」とパナソニックチャイナ社AVCマーケティング本部市場部の林威部長は意気込んでいた。なお、現在、3Dディスプレーの製造は日本國內のみだが、將來は中國でも製造開始の予定だという。
「中國國際放送局 日本語部」 2010年5月28日