13億の人口を抱える新興経済大國、中國と、金融危機によって深刻な影響を受け、人口はわずか32萬人の北歐の島國、アイスランド。35億元の通貨スワップ協(xié)定が、大きくかけ離れたこの2つの國を結(jié)びつけた。中國人民銀行の胡暁煉副総裁とアイスランド中央銀行のGudmudsson総裁は6月9日、アイスランドの首都レイキャヴィークで35億元の通貨スワップ協(xié)定を締結(jié)した。両國は今後、貿(mào)易と投資を推進し、二國間の金融協(xié)力を強化していく。「國際金融報」が伝えた。

　専門家は、「通貨スワップ協(xié)定は金融を安定させるための新たな方法だ。自國の通貨で貿(mào)易の決済をすることが可能となる。中國は08年以降、韓國、マレーシア、インドネシア、ベラルーシ、アルゼンチンと6500億元（950億ドル）を超える通貨スワップ協(xié)定を結(jié)んできた」と述べる。

　アイスランド中央銀行のGudmudsson総裁は、「同協(xié)定締結(jié)後は、中國から輸入する製品の支払いに、アイスランドの通貨（アイスランド?クローナ）を使用することができるようになり、経済関係が改善するだろう。アイスランドの銀行業(yè)が08年に崩壊して以來、中國はずっとアイスランドとともに、救済に向けた話し合いを行ってきた」と述べる。