中國自動車技術研究センターは2日、中國自動車産業発展報告を発表した。それによると、省エネ自動車の補助金政策の実施から1カ月で著しい効果が現れ、省エネ自動車普及リスト第1弾に入れられた車種の売れ行きは好調となり、政策のけん引効果が現れている。

財政部、國家発展改革委員會、工業情報化部は6月末、第1弾「省エネ製品恵民工程（省エネ製品で人民に恵みをもたらすプロジェクト）」の省エネ自動車普及リストを公表した。中國自動車技術研究センターの統計によると、乗用車の販売臺數が前月比で3.44％減少するという狀況下で、第1弾71車種の省エネ自動車の7月の販売臺數は5萬7353臺で、前月比11.75％増となった。1臺あたり3000元の支給額で計算すると、7月に國が支給した補助金額は1億7200萬元となる。

同センターの統計によると、7月の排気量1.6L以下の乗用車の販売臺數は39萬7300臺で、販売総數の67.91％を占めた。2009年1月の62.11％より5.8ポイント上昇し、乗用車の製品構造はより合理化している。ここから、2009年以降、乗用車の購入稅引き下げ、自動車買い替えや省エネ自動車補助金などの政策の実施は乗用車の製品構造の調整を促進する役目を果たしていることがわかる。

同センターの趙航主任の話では、7月の中國の自動車生産臺數は123萬8000臺で前月比4.34％減、前年同期比12.88％増、販売（小売）臺數は105萬6200臺で前月比6.7％減、前年同期比17.18％増だった。1－7月の生産臺數は971萬300臺で前年同期比39.42％増、販売臺數は824萬1400臺で同28.58％増。