中國人民銀行（中央銀行）は、このほど開催された同行の支店長會議において、下半期も引き続き適度な貨幣緩和政策を実行する方針を明らかにした。「新華社」が伝えた。

同會議の內容は以下の通り。

今年は、比較的速い経済成長、経済の構造調整、インフレ予測の関係をうまく処理することをマクロ抑制の核心とし、適度な貨幣緩和政策を引き続き実施し、政策の一貫性?安定性を維持し、抑制措置の的確性?融通性を高める必要がある。年初に確定した年間通貨貸付目標にもとづき、流動性管理の強化と改善をいっそう進め、公開市場操作や預金準備金率など各種ツールを効果的に組み合わせ、銀行システムにおける流動性を合理的範囲に抑えるよう管理する。また、合理的な融資額、投入対象、融資リズムを把握するよう、金融機関を主導する。

「アメとムチ」の貸付政策を実施し、「三農（農村?農業?農民）」、自主革新、社會事業など弱點分野?地域の協調発展に対する支持を強めるとともに、戦略性新興産業の育成と発展を支援し、「両高（高消耗?高汚染）」業界や生産能力過剰業界に対する貸付を厳しく抑制する。差別化した住宅ローン政策を厳格に実行し、不動産市場の穏やかで健全な発展を促進する。

「人民網日本語版」2010年8月3日