第11次五カ年計(jì)畫(huà)（「十一五」、2006-2010年）期間には、さまざまな「メードインチャイナ」製品が誕生し、大きな発展を遂げた。

　済南二機(jī)床集団の盧建生副総経理（副社長(zhǎng)）は誇らしげに次のように語(yǔ)る。昨年4月から現(xiàn)在までの間に、中國(guó)で獨(dú)自に研究開(kāi)発された大型の高速?高効率?デジタル制御の全自動(dòng)プレス生産ラインが、上海通用、一汽大衆(zhòng)、奇瑞などの自動(dòng)車(chē)メーカー7-8社に相次いで採(cǎi)用され、國(guó)內(nèi)市場(chǎng)でのシェアは80％を超えた。長(zhǎng)期にわたり中國(guó)のプレス設(shè)備のハイエンド市場(chǎng)を占拠してきた海外の大手メーカーは、今や手をこまねいているばかりだ。

　同集団の市場(chǎng)的地位の上昇と中國(guó)のハイエンドプレス設(shè)備をめるぐ競(jìng)爭(zhēng)局面の変化とは、國(guó)の科學(xué)技術(shù)重大プロジェクトによる中國(guó)企業(yè)のイノベーション力向上の縮図の一つに過(guò)ぎない?？茖W(xué)技術(shù)部重大専門(mén)プロジェクト弁公室の許初v主任の説明によると、ハイレベルデジタル制御工作機(jī)械と基礎(chǔ)的製造設(shè)備、大型油田?ガス田および石炭層ガスの開(kāi)発、重大な新薬の開(kāi)発製造、超大規(guī)模半導(dǎo)體製造設(shè)備?組立技術(shù)、新世代ブロードバンド?ワイヤレスモバイル通信網(wǎng)、大型加圧水型（PWR）?高溫ガス冷卻型原子力発電所、エイズ?ウィルス性肝炎などの重要伝染病の予防と治療、大型航空機(jī)、高解像度の地球観測(cè)システム、有人宇宙飛行?月探査プロジェクトなど16件の重大プロジェクトは、中國(guó)共産黨中央委員會(huì)や國(guó)務(wù)院が、中國(guó)の獨(dú)自開(kāi)発力を高め、イノベーション型の國(guó)を建設(shè)するためにうち出した重要な政策だ。関連部門(mén)?委員會(huì)の努力により、2007年から現(xiàn)在までの間に、重大プロジェクトでは約2500件のテーマ活動(dòng)が実施され、投入資金は400億元を超えた。

　企業(yè)を「大黒柱」にしようとする點(diǎn)が、この重大プロジェクトと従來(lái)の重大科學(xué)技術(shù)プラントとの最大の違いだ。重大プロジェクトの実施過(guò)程において、企業(yè)が率先して産業(yè)化や事業(yè)型のプロジェクトを擔(dān)當(dāng)し、全プロジェクトで企業(yè)責(zé)任制や利用者のチェックシステムなどが採(cǎi)用され、産?學(xué)?研?利用者を密接に結(jié)び合わせた新しいメカニズムがうち立てられた。

　新しい運(yùn)営メカニズムと國(guó)の資金投入により、プロジェクトに參加する企業(yè)のイノベーションへの積極性が大いに刺激され、わずか數(shù)年で一連の新技術(shù)や新しい成果が続々と生み出された。半導(dǎo)體設(shè)備の専門(mén)プロジェクトを擔(dān)當(dāng)する企業(yè)のうち、上海中微半導(dǎo)體公司が研究開(kāi)発した12インチ?65ナノメートルの媒體型誘導(dǎo)結(jié)合器は、アジア企業(yè)5社のチップ生産ラインで使用されている。江蘇長(zhǎng)電科技公司、南通富士通微電子公司が率先して手がける半導(dǎo)體製造の重要なクローズドベータテスト設(shè)備や材料応用プロジェクトは、重要技術(shù)10數(shù)項(xiàng)目を掌握し、國(guó)內(nèi)?海外のハイエンドな顧客から続々と注文が寄せられている。

　獨(dú)自の知的財(cái)産権を備えた新薬をもたないことが、中國(guó)製薬企業(yè)の最大の弱點(diǎn)だ。だが新薬製造に向けた専門(mén)プロジェクトの実施により、多くの企業(yè)が長(zhǎng)期的にわたる受け身の模倣の局面から徐々に脫しつつある。江蘇恒瑞が獨(dú)自開(kāi)発した「瑞格列汀」は、2型糖尿病に効果があり、米國(guó)食品醫(yī)薬品局（FDA）により1型糖尿病の臨床試験の実施を承認(rèn)された。石薬集団が開(kāi)発した「阿黴素脂質(zhì)」は乳腺ガンの治療効果を大幅に向上させるだけでなく、毒性を大幅に減少させる。同集団の張文峰?高級(jí)技術(shù)外聯(lián)経理は「阿黴素脂質(zhì)は年內(nèi)に市場(chǎng)に出る見(jiàn)込みで、そうなれば薬価はこれまでの8千元から2千元に下がり、治療コストが大幅に低下する」と話す。

　許主任によると、重大プロジェクトは第12次五カ年計(jì)畫(huà)（「十二五」、2011-2015年）期間にも引き続き実施され、より多くの「メードインチャイナ」製品を生み出すことが予想される。

　「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2010年10月14日