「全體的に言えば、成長國市場と新興國市場は今後、必ず先進國市場を追い抜く。しかし、各國の具體的な狀況を見ると、発展速度と今後の発展狀況には違いがある」とオニール氏は述べる。2050年には、中國のGDPは80兆米ドルを超え、世界1の経済大國になる可能性があるとオニール氏は予測し、「韓國の今後の見通しも悪くない。しかし、インドネシアとブラジルのインフレの引き締めは中國ほど徹底的ではなく、リスクがある程度殘るだろう」と指摘する。
「中國経済の最大の強みは政策の転換時期がベストであることだ」とオニール氏は指摘する。過去の18カ月間で、中國政府は、経済の過剰な成長を緩めるために、積極的に多くの引き締め政策を実施してきた。ゴールドマンサックスの中國経済指標から見ても、中國の経済成長が緩やかになっていることは明らかであり、多くの人が思っていたよりも勢いよくスピードダウンしており、下半期には最低段階までダウンし、引き締め政策も終わるだろう。「中國の株式市場は投資する価値のあるものになっている。下半期に引き締め政策が終われば、大幅な上昇が見られるだろう」とオニール氏は予測する。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2011年5月17日