最近「中國國家海洋局が日本の福島原発からの放射性廃棄物が中國海域にすでに流出と発表」という報道があり、大きな注目を集めている。國家海洋局海洋環境保護司の関係者は15日、新華社の取材を受け、國家海洋局は日本の福島原発事故の海洋環境に與える影響を注意深く監視しているが、現在のところ、中國海域で放射能漏れの影響は確認されていないと発言した。
國家海洋局海洋環境保護司の関係者によれば、福島原発から排出された放射性汚水は、海流の影響を受け主に東方向に向かっており、近く日本から東側の西太平洋海域で影響が発生しうるが、日本近海に存在する極めて複雑な中小の渦巻きにより、一部の放射性汚水が太平洋西南方向に移動することも考えられる。このため、長期的に見れば、中國の管轄海域にも一定の影響があることが想定されるが、放射性廃棄物の移動及びその海洋環境に與える影響をはっきりと判斷し予測するには、長期的継続的な観測と評価を待たなければならないという。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2011年8月16日