12月3日に発表された『自動車社會白書』は、「遅くとも來年の第1四半期までには、中國は數の上で自動車社會となる」とまとめた。國際基準によって、ある國家および地區の、國民100戸當たりの自動車所有臺數が20臺以上に達した場合、自動車社會となったことを意味する。予想によると、中國は2012年第1四半期に、同數値が20臺に達する見通しだ。その時、中國の自家用車所有比率が、全面的に自動車社會に突入する。
『自動車社會白書』は、中國社會科學院社會學研究所が作成した。白書によると、北京、広州、西安、成都、深セン、瀋陽、南京、蘇州等の大中都市がすでに自動車社會となっている。
現在、中國では車両運転手數が2億3400萬人に達しており、うち自動車運転手數が1億7200萬人となっている。車両および運転手の急増と比較して、交通関係者のマナーの向上が遅れている。現在、中國が毎年処理する道路交通法違反行為は、約2億件に達している。うち飲酒運転、速度違反、疲労運転等の、厳重な違法行為が際立っている。ゆえに、中國が真の意味で自動車社會となるまで、依然として長い道のりを歩む必要がある。
「人民網日本語版」2011年12月5日